「叁捌地方生活」は鹽埕にある古い建物から始まります、創立者の祖母（母方）はここでかつて「正美禮服」（ウェディングドレスの仕立て屋）を起業し、成功を納めました。この建物は祖母が初めて購入した不動産です。
鹽埕の繁栄と衰退を見守ってきた「正美禮服」をリノベーションし、生活と文化を兼ね備えた新しい空間に改造しました。ローカル化すればするほど、よりグローバル化するという理念で、文化体験を通して、旅人に地元の鹽埕と高雄のことをもっと知ってもらいたいと考えでスタートしました。

「叁捌地方生活」を中心にして、鹽埕の街づくりを手がけ、さまざまな展示会を企画してきました。民泊の後方にある伝統市場の「叁捌菜攤（叁捌屋台）」だけではなく、「大溝頂上老街」にある展示空間の「叁捌秀場」（3080ショーケース）も、高雄最古の市場にある民泊カフェである「銀座聚場」も、どれも我々のチームが空間の活用とアクティビティの手法を駆使してきた結果です。このように、より多くの人々に鹽埕の良さを知ってもらうことを通して、鹽埕文化の昔ながらの良さを保つことができます。

我々のチームは長い間ここに拠点を構え、地域に密着し、行ってきたフィールドワークから得た資料を元に、文化歴史研究者、デザイナー、アーティストとのコラボレーションを通して、色々な書物を出版してきました。より多くの人びとを鹽埕のことを理解してもらいたいと望んでいます。

「叁捌地方生活」は今までこの地域で積み重ねてきた経験とクリエティブな手法を通して、いろんな展示会の主催とイベントの企画を立案しました。そして、より多くの人々に社会課題に関心を持ってほしいと望んでいます。例えば、「大港開唱MEGAFestival」や「華文朗讀節 Festival」とのコラボによる地元の街歩きツアーを行いました。そして、テクノロジーと海洋環境保全の課題を結びつけ、「2020Digiwave」テクノロジカル・アートフェスティバルを主催しました。また、台湾初の動物保護施設の会場で行われているミュージックフェスである「吹狗螺音樂生活節」（Paw Wurf Music Festival）開催しました。

「叁捌地方生活」は鹽埕に拠点を構え、高雄から出発し、この町の小さな素敵なものこと。コトをより多くの人々に知ってもらいたいと努力して参りました。