当館は一棟貸切のみ承ります。一日に宿泊できるのは8名以下の一組のみです。
旅人に旅先でゆっくりして、より気ままに生活ができるように、また70年の歴史を超えた「銀座聚場」という建築のあらゆる時空感をじっくり堪能していただきたいと願っています。
《 宿泊ルール 》
最上階はこの建物の最も日当たりが良い空間で、ここに台所とリビングルームに配置しました。
旅人が朝ここでコーヒーを淹れたり、本を読んだりすることを通して、一日のスタートを切れるように願っています。
また、近くで食材を買ってきて、ここで一緒に料理し、食事し、おしゃべりができます。
夜になって、お風呂の時間を楽しんで、心も体もリラックスできます。
三階と四階にはそれぞれ一室の和室があり、定員は四人以下です。階ごとには違うデザインが施されており、一人でゆっくりできるコーナーや、友達と楽しく語りあうスペースもあります。
旅人はここに座ったり、横になったりすることができます。また檜の窓枠を通して、すぐ向こうの家に眺めたり、空中回廊を散策し、遠くの街景色を一望することができます。このように、昔ながらの「住宅と商店の混合」というユニークな空間を体験することができます。
時の流れをデザインに取り込むことに長けている建築事務所である「一起設計」と共に、この建物の改装やインテリアをデザインしてきました。例えば、現在のレトロなピンクのタイル貼りの洗面台はかつて美容師見習い女子寮のもので、そのまま大切に使わせています。
そして、大きなサイズの檜の窓枠や当時の手書きの看板などという従来のクラシックな内装をそのまま生かしました。また、当時の廊下の蛍光灯も修復しました。さらに、ここはかつてチャイナドレスの仕立て屋であった過去と鹽埕の地元産業の歴史を表現するために、藍染の生地と籐編みの製品を空間のアクセントとして取り入れました。
宿泊以外、銀座聚場の1階と二階はカフェとして、人々はここでコーヒーを飲み、食事を楽しむことができます。
また、展覧会や講座は不定期的に開催され、多くの人々はここに集わせることができます。過去の空間に未来のことを連れてきます。